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知るぽると 東京都金融広報委員会

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東京学芸大学附属世田谷中学校「金融経済教育公開授業」実施報告(2025年10月31日開催)

主催:東京学芸大学附属世田谷中学校
東京都金融広報委員会
金融経済教育推進機構

東京学芸大学附属世田谷中学校では、「個性的で人間性豊かな人格をつくる」「創造性豊かな人間を育てる」「敬愛の精神に溢れた人間を育てる」という三つの教育目標を立て、目標の実現に向けて、日々の教育活動及び研究活動に取り組んでいます。

2025年10月31日(金)に金融経済教育公開授業を開催し、同校1年生を対象とする公開授業を行い、続いて研究協議を実施しました。

▼ 参加者内訳:
生徒32名、外部参加者17名、東京学芸大学附属世田谷中学校教員等4名、東京都金融広報委員会4名、合計57名

1.公開授業

中学1年生を対象として、「アフリカ州における地球的課題の解決策を金融・経済の視点で構想する」をテーマに授業を行いました。

本授業に先立ち、生徒はアフリカ州の地域的特色や実態を調査し、日本とアフリカ州とのつながりや自身の認識とのズレなどを理解した上で、グループごとに追究課題を設定し、それらの課題に苦しむ特定の国や地域を選択しました。本授業では、その国や地域において課題が生じた要因や背景についての調査結果、国や地域の未来にとって本当に必要な支援と日本が行うべき具体的施策の提案をグループごとにまとめ、発表しました。

発表では、よりよい社会の実現に向けて、多面的・多角的に考察した支援策を、様々な資料を用いながら主体的に表現しようとする姿が見られました。また、その後の生徒同士の協議では、発表を受けてお互いの提案内容の共通点や相違点を考察し、どの案がよいのか自分たちの判断基準に基づいて積極的に話し合いました。


(写真1:公開授業「アフリカ州における地球的課題の解決策を金融・経済の視点で構想する」の模様)

2.研究協議

公開授業に続いて、研究協議を行いました。担当教員による授業の振り返りの後のグループ討議では、「マイクロファイナンス、ODA、ESG投資などの用語を使いこなし、様々な視点からアフリカ諸国の政策課題を論じており、中学1年生とは思えないレベルの高さだった」「オープンエンドの授業であった点がよかった」「遠いアフリカの国々のことを、自分事として考えさせる動機付けはどのように行ったのか」など、活発な意見交換や質問等が寄せられました。


(写真2:研究協議の模様)

3.プログラム

13:15~14:05
公開授業「アフリカ州における地球的課題の解決策を金融・経済の視点で構想する」
東京学芸大学附属世田谷中学校 教諭 村木龍太郎
14:15~15:00
研究協議
挨拶 東京学芸大学附属世田谷中学校 校長 前原健二
司会                教諭 村木龍太郎